2018/03/23

2018年型スーパーカブ、日本仕様車とタイ仕様車の違い

ご存知の方も多いと思うけど、2018年型のカブは、
本邦だけでなくタイ王国でも現地仕様車が生産されている

APホンダ公式
Honda Super Cub (2018)
https://www.aphonda.co.th/honda2017/en/motorcycle/family/all-new-honda-super-cub-2018

モデルコードは「ACB125CBTHTH」となっているが、
これは本来、Click125iに与えられたコードなので、おそらく誤植だ

少し前まで、東南アジア圏でウケるバイクのスタイルといえば、
とことん現代的・近未来的なものが主流で、
丸目のカブなどは「古い、ダサい」と評されることが多かった

ところが、最近は趣向が1周してレトロブームが到来しており、
欧米のネオレトロ熱とも共鳴して、大きな流行になっているんだとか
C125やモンキー125の企画も、タイ側が主導して進んだんだそうな
・・・ひょっとするとJA44のスタイリングも、
実はタイ側のリクエストありきで実現したものなのかもしれないね

タイ仕様110も例外ではなく、
ウェブサイトには「FOREVER RETRO」という一文が大きく書かれている
さらに販促動画で流れる歌はなんと日本語
YouTube
All New Honda Super Cub 2018
https://www.youtube.com/watch?v=wUKxdAbrkQE
ジャパニーズ・レトロというイメージを前面に押し出している
・・・けど、この歌詞は、レトロというかなんというか・・・

このタイ仕様車
ぱっと見はリアキャリアがリアシートに置き換えられただけで、
ほとんど日本仕様車JA44と変わらないように見えるのだけど・・・
調べてみたら、意外と差異があることが判明
エンデュランスあたりが並行輸入するかもしれないので、
一応簡単にまとめておこうと思う



リア周り
日本仕様は大型キャリアを標準装備
タイ仕様はリアシートを標準装備、オプションで中型キャリアへ交換可能
テールランプのレンズ形状が違う

タンデムステップ
日本仕様はスイングアームに直接マウント
タイ仕様はスイングアーム別体のステーにマウント

マフラー
タイ仕様はサイレンサー部が若干短い

レッグシールド
日本仕様は左右一体型
タイ仕様は左右別体の3分割構造

フロントシートおよび給油口キャップ
日本仕様はシートが鍵無しの吸盤固定、給油口キャップに鍵
タイ仕様はシートが鍵付き、左サイドカバーに鍵穴、給油口キャップは鍵無し

ヘルメットホルダ
日本仕様のみ装備

ミラー
形状が違う

メインキーシリンダー
タイ仕様のみ防犯シャッターを装備

スピードメーター
日本仕様は120km/hスケール、ギアポジションインジケーター無し
タイ仕様は140km/hスケール、ギアポジションインジケーター付き

正面カバー
形状が違う
日本仕様はエンブレムを装備

フロントキャリア
日本仕様はオプション
タイ仕様は標準装備

エンジン右側
タイ仕様のみヒートガードを装備

サイドスタンド
日本仕様のみリターンゴムを装備

燃料
日本仕様は無鉛レギュラーガソリン指定
タイ仕様はオクタン価91以上の無鉛ガソリン指定、エタノール20%混合ガソリンにも対応