2017/10/19

祝・新型スーパーカブ・AA09/JA44登場 & カブファミリー総生産台数1億台突破

TriKaiが本格的に二輪車の世界へ足を踏み入れることになったきっかけは、
なんとなしに、街を走るビジネスバイクに興味を持ったことでした
最初の1台をカブにするか、ベンリィにするかで悩んだのは、
とても懐かしい思い出です

本田技研工業 ニュースリリース
ロングセラーモデル「スーパーカブ50」「スーパーカブ110」と「スーパーカブ50 プロ」「スーパーカブ110 プロ」をモデルチェンジし発売
http://www.honda.co.jp/news/2017/2171019-supercub.html

製品情報
スーパーカブ50/110
http://www.honda.co.jp/SUPERCUB/

発売、そしてシリーズ生産1億台達成
おめでとうございます



中国での生産から日本国内生産となったことで、
細かな部品の合わせ精度については向上が望めます

一方で製造コスト抑制の要求に関しては、
ある意味で中国生産車よりも厳しいものが求められるはずで、
そこをクリアしつつ、どの程度まで品質を確保できているかは見どころです

一番わかりやすいチェックポイントはステアリングステムベアリング
クリアランスの詰め過ぎで動きが渋くないか、
きちんとグリスが盛られているかどうかだと思います



気になっていた110の心臓部
予想していたよりも、JA07/JA10型からの変更が多岐にわたるようですね

・シリンダー&ピストンの仕様変更
・カートリッジ式オイルフィルター追加
・ドレンボルト部へオイルストレーナーを配置
・シフトドラム支持部強化、ニードルベアリング化

特に注目すべきは4番目、
シフトドラムの回転軸支持部がニードルベアリングとなった点です

JA07は登場当初、一部の個体について、
シフトミスやギア抜けが頻発することが話題となっていました
一応の対策が施されたというJA10でも、
悪評を完全に払拭するには至っていませんでした

果たして、JA44のミッションはどのように仕上がっているのか
気になるところです



この他、

・ヘッドライトのLED化
・排気触媒の2段化
・110についてはチェーンのサイズアップ
・左右サイドカバーの設置、右カバー内に主要電装品を配置

といった要素も盛り込まれました

まとめると、
外観では昔懐かしいカブのスタイルをなぞりつつ、
技術面では耐久性と整備性の向上に留意した仕様となっています

本格的な実用車として、
あるいはちょっと変わり種のコミューターとして、
新しいスーパーカブがどんな活躍をしていくのか
とても楽しみです