2017/10/18

インプレッション・トリシティ125 × SCT-001モビシティ ~ひとまず最終回、朝霧の中のワインディング編~

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雨天下の街乗り、郊外→都市間プチツーリング編

早朝の買い出しで、霧に覆われた山中を、
モビシティ履きのトリシティで駆け抜ける機会がありました

霧の中は、ライダーにとって視程が悪いことはもちろん、
タイヤにとっても過酷な環境です
路面の表面だけがうっすらと濡れている状態は特に滑りやすい
さらに時間帯のせいもあって、コンパウンドの温度上昇が鈍く、
思うようにグリップ力が上がりません

往路は濃霧・日の出前のため、
普段よりも抑えたペースで走行

復路は日の出後で、かつ視程がそれなりに回復したため、
普段通りのペースで走行しました



結論は、何のひねりもありませんが、
どちらのケースでも全く不安無し、問題無し
ひんやりとした朝の空気の中、
とても楽しく走行することができました

交換当初に感じていた、
メインスタンドの接地が早い傾向ですが、
やはり大バンク角時の安定性向上が主因のようです
ペース自体は純正タイヤ装着時と特に変わらないのに、
まだまだ寝かせられるような気がするということは、
おそらくそういうことなのでしょう

やや立ちが強い傾向は相変わらずですが、
前後左右の荷重移動をしっかり意識して転がしてやると、
まるでレールの上を滑るようなコーナーリングを披露してくれます



総まとめ

走行性能は極端に高くはありませんが、
安定感・安心感については高いレベルでまとめられたタイヤです

街乗りにせよツーリングにせよ、
ライディングは常にストレスとの戦いですが、
モビシティはそのプレッシャーを上手に緩和してくれます

様々な状況でより安全に・安心して乗車できる
ひいては、あらゆるシチュエーションで、
より楽しいライディングを実現している点に、
このタイヤの真価があるのだと思います

小さな走行性能の向上を通じて、
総合的な安全性と使い勝手を大きく引き上げている
IRC渾身の、ハイバランス製品だと感じました

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フロント:


リア:


【広告ここまで】



真の最終回はこちら
モビシティの寿命編