2017/09/28

TriKai買い物紀行・ストリームトレイル ドライキューブ 5L

今後の用品インプレはこのタイトルで行こう
ついでにアフィリンクも貼ってしまおうぐへへへへ

・・・TriKai買い物紀行、そんなノリで始める新企画です
薄汚ーい!



突然の雨はライダーの天敵
レインギアは常に持ち歩いておきたいものです
ついでにそこそこの防水性を持つカバンもあれば安心
そう思いませんか?

乗車中に小物を身に着けておく目的で、
小さな防水カバンを買ってみました


Stream Trail
Dry Cube 5L
ストリームトレイル・ドライキューブ
http://www.streamtrail.tokyo/products/detail.php?product_id=9



・第一印象&各部の機能

相変わらずオレンジ色には目が無いTriKaiです


 最 高

この色が無くても購入候補には入れていたと思いますが、
第一候補になったのはこの色があったからこそです
他の色もビビッドでいい感じ

この手のバッグは円筒形となっていることが多い気がしますが、
こいつはキューブの名そのままに角型なのが特徴ですね
公式サイトの解説によれば、
荷物の詰めやすさを重視した結果だそうです

生地はターポリン
織り布を柔らかい合成樹脂のフィルムで挟み込んで、
熱で固定した複合素材です
ざっくり言うと、軽トラ荷台のカバーだとか、工事現場の防護シート、
高校なんかが貼る「祝!インターハイ出場!」みたいな横断幕、
体育祭やらで設営される大型のテントなどに使われるもので、
そこそこの強度と高い耐水性・耐汚染性を持ちます

この製品の場合、
布地は420デニールのポリエステル製、
樹脂フィルムは比較的硬質なものを使用
これを組み合わせてバッグの形にしたものに、
樹脂製の部品やテープを取り付けて製作されています
熱による圧着処理が多用されており、
表に出る面には内面へと貫通した縫い目が出ないよう、
よく配慮されているのがわかります
例えばこの部位↓

まず黒いパッチに樹脂テープを縫い付けた上で、
それを本体へと熱接着してあります


その代わり、細々としたコンパートメントなどは省かれ、
バッグとしてはシンプルに仕上げられています
間口をロールダウンして閉める構造、
かつクイックアクセス用のジッパーなども設けられていないため、
閉めた状態から素早く中身を出し入れする必要がある用途には不向きです

入れた小物の整理がしたい場合は別途、
ハンドバッグ用のインナーポケットを導入するといいでしょう
適当なサイズが文房具店などで売られています





アイコンやロゴがまたいい感じだ
類似製品でもっとお手頃な価格のものは世に溢れていましたが、
スタイルのかっこよさ、それに伴う満足度まで含めて考えると、
費用対効果は高い部類だと思います

ネームタグが付属していました


クリア窓の内側に小さなポケットがあるので、
そこに入れておきます



・とりあえず間口を閉じてみよう


説明書類はあまり親切とは言えません
素材の特性、手入れの方法、各種の注意点は書かれていますが、
肝心の使い方についてはノータッチです
まあ適当にやってくれ、といったところでしょうか

パッケージ写真やウェブサイトを参考にして、
間口を数回折ってたたみ、両端を起こしてバックルをはめる・・・と

さて、うまく閉まったかな?

確認したい時は、軽くポンポンと叩いてみましょう
しっかりと間口が閉じていれば空気が漏れず、
まるで膨らみかけのビーチボールのような感触が返ってきます



・収容力はいかほどか

サイズに関しては、ちょっと選択ミスしましたね・・・
今回購入した5Lは、さすがに小さすぎました
A4どころかB5の書類あたりでも、きれいに収めるのは厳しいです
本来はサブバッグとしての使用、
あるいは子供用カバンに適していると思います

先述のとおり、間口をロールダウンすることで防水性を確保できるのですが、
仕様上の容量は、どうやらロールダウンしていない状態での数値のようです
実用の際の容量は、仕様上の容量よりもそれなりに小さくなります

最低限必要な容量よりも少し大きめのサイズを選んだほうが、
何かと都合がいいでしょう
事前検証には2L、
および500mLのペットボトルを用いるのが便利かと思います
5Lの場合でしたら、
底部の面積は、およそ横倒しにした500mLボトルを2本並べた程度
間口からの奥行きは、開けた状態で立てて置いた2Lボトル同等、
閉めた状態で立てた500mLボトル同等、というのが目安となります


とりあえず今、
TriKaiが身に付けていたものをすべて詰めてみましょう


一応全部入りましたが、余裕はほとんどありません
荷物を削りに削って、なんとか1泊2日に耐える、というレベルかなぁ

・・・ん? 今の俺の恰好?
全裸に決まってるじゃないですか
変態だー!!

ちなみに、トリシティのメットインには余裕をもって収まります

身に着けておきたいものを入れる目的で買ったので、
今回の評価にはあまり絡みませんが・・・

走行中のメットイン内には少々熱がこもりますので、
極端に長時間の収納はやめておいたほうが無難です

・・・さすがに外に出るときは服を着ましたよ・・・
変態なのは否定できないけどさ



・防水能力をテストする

構造上、完全防水ではないため、
さすがに全体を水に浸すような使い方はできません
一応、間口を閉めた状態なら水に浮くようになっているみたい
・・・浮き具として使うのはNGだぞ?

マリンスポーツや雨天下でのライディングなど、
雨粒や水飛沫が凄まじいシチュエーションこそ、
このバッグが本領を発揮する場面のようです

というわけで、トリシティの洗車ついでに試してみましょう
キッチンペーパー数枚を入れて、一緒に洗います
濡れたら一発でわかるぞ


ざばー


ざばばー


くらえぇー!!
趣旨が変わってるじゃないか!


ふう
さて、中身はどうなった?
タオルで表面の水を軽く拭ってから、開けてみます


入口の樹脂テープも湿っちゃってるし、
さすがにこれはノーダメージとはいかないかな・・・


おお・・・濡れていない!?
すごいじゃないか!

水を拭わずに開けると、
取り出したものが少し濡れてしまうこともあるかもしれませんが、
非防水の電子機器や裸の紙類を入れたりしなければ、
十分許容できる範囲でしょう

・・・その後

この投稿を書き上げるまでの間に数回、
雨の中で使用する機会がありました

結果は、どのケースでもまったく浸水無し
うち1回はいきなり降り出した大粒の夕立で、
俺は下着までびしょびしょになってしまいましたが、
ドライキューブのほうは平然と中身を守ってくれました

十分に実用的・・・否、実戦的と言ったほうがしっくりきます



・その他

産地を調べていて思わぬ発見


タイ王国製か、トリシティと同じだな
って、

大阪市、旭区だって!?
こいつ、企画元は本邦の企業だったのか!

株式会社キャップス
http://www.capsjp.co.jp/

主力事業はフライフィッシング用品の開発・製造
そこから派生して防水カバンなのか・・・
1986年にスタートってことは、すでに30年を超える社史がある、と

意外でした
デザインの仕方が日本製品離れしていると感じたので、つい
てっきり新興企業発の海外ブランドかと・・・

正直なところ俺は、
本邦のモノ作り・製品デザインについて、
総じて機能面はよく練られている一方で、
それらが使われるシーンの想定が甘く、
具体的にその製品があるライフスタイルを提示できていない、
いわば世界観の広がりに乏しい、という印象を抱いていました
「使うと便利」な製品を作ることは得意でも、
「使うことが楽しそう」な製品をまとめるとなると、
まだまだ伸びしろがあるイメージでした

しかしストリームトレイル・ブランドの製品群に対しては、
鮮やかな色使いと、かっこいいアイコン使い、
実用に供される製品の写真をふんだんに使ったウェブサイトの構成から、
一目で「これを使ったら毎日楽しそう!」という印象を抱いたんです
機能面は当然として、スタイルもセンス良くまとめ上げ、
さらに販促、製品の持つ魅力についてのアピールが上手い、ときている
ぜひ使ってみてほしい、という強い訴求力、
作り手のパッションを感じました

こんな素晴らしい製品デザインをする企業が、
大阪にはあるんですね
浪速魂だな・・・!



・まとめ

ストリームトレイル・ドライキューブのTriKai流インプレッション、
いかがでしたか?
このあたりでまとめましょう

・カジュアルシーンやスポーツシーンで映える、鮮やかなカラーとスタイル
・ライダーにとってありがたい、強力な防水構造
・バッグとしては簡潔な機能性、使い勝手はユーザー次第
・そこそこの価格と、高い費用対効果

・雨でもバイクに乗る街乗り派にはぴったりのアイテムと言える
小物を多く収納する際は、カバン整理用ポケットなどを別途導入すると、
使い勝手が大幅に良くなる

・大容量のタイプはツーリングユースにも適するが、
同ブランドには他にも魅力的なアイテムがあるので、
ラインナップをよく確認・比較することを推奨

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ちなみにオレンジ色はどのサイズでも選択可能! これ重要!
【広告ここまで】

公式サイトからの直販を利用するのも便利です
ストリームトレイル公式サイト(日本)
http://www.streamtrail.tokyo/

トリシティ乗りだけではなく、
全てのシティライダーにおすすめできる品だと思いました

さて、これをどう使おう?
どこに連れて行こう?
ただ飾っておくのはもったいない!